本文系中央高校基本科研業務費專項資金項目“日語‘體在文學作品中的研究”(項目編號:CCNU13A03008)的資助成果。
摘 ?要:本文借用日本文學文本,抽出含有「Nがする」表現的段落。通過具體地分析「Nがする」表現和它前后句子之間的邏輯關系,來考察「Nがする」使用上的特征。
關鍵詞:Nがする;アスペクト;テイル句
作者簡介:王霞(1978-),女,湖北武漢人,華中師范大學外國語學院講師,研究方向:日語語言文學。
[中圖分類號]:H36 ?[文獻標識碼]:A
[文章編號]:1002-2139(2015)-33--02
「Nがする」表示人的器官所感覺到的氣味、聲音、味道等。還可以表示主觀心理感受以及病癥或心理上的不適反應等。我們在學習此句型時,教材中列出的例句,一般都是單句。誠然,以單句為考察對象,其用法分類簡單明了,有利于日語學習者對「Nがする」的學習。但是,在實際生活中,語言的使用不是支離破碎的,在對其進行部分的、片斷的考察的同時,也需要從“句群”、“篇章”的角度對語言加以關注。本文試圖借用日本文學文本,從“句群”的角度來考察「Nがする」的使用情況。
本文選用的對象文本為日本當代小說家村上春樹的作品『羊をめぐる冒険(上)』。村上春樹,日本現代著名小說家,代表作品有《挪威的森林》、《舞!舞!舞!》、《國境以南太陽以西》、《奇鳥行狀錄》、《海邊的卡夫卡》等。本文從『羊をめぐる冒険(上)』這一文本中抽出所有出現「Nがする」表現的段落。在考察「Nがする」表現與它前后句子謂語部分的語義關系時,筆者發現,「Nがする」在使用過程中,其前句或者后句的謂語部分都出現了アスペクトの~テイル(~テイタ)表現。在整個文本中,「Nがする」表現的用例共有10例。
具體用例如下:
(1)前句為表示動作持續或結果持續的テイル句。
(2)后句使用「Nがする」表現來敘述聽覺、嗅覺和味覺器官所得到的感覺或者主觀心理感受。
例1 ①トランジスタ·ラジオはいかにも朝にふさわしい害のないポップソングを次から次へと流しつづけていた。②そんな唄を聴いていると、この十年間世界は何ひとつ変わっていないんだという気がした。③歌手と唄のタイトルが違っているだけだ。(P.31)
分析:①表示動作持續的テイル句「~流しつづけていた」
②心理描寫句「~気がした」
③判斷句 ? ? ? ??「~だけだ」
第①句通過表示動作持續的テイル句,描寫了收音機正在播放流行歌曲這一狀態。第②句敘述了主人公在這一氛圍中的主觀心理感受。兩句屬于“狀態提示——在此狀態下的感覺·心理描寫”這樣一種語義關系。
例2 ①気がついた時、車は既に動いていた。②まるで金だらいに乗って水銀の湖面を滑っているような気がした。③僕はこの車にいったいどれだけの金が使われたのか考えてみたが、考えただけ無駄だった。④全ては僕の想像力の範囲を越えていた。(PP.116~117)
分析:①表示動作持續的テイル句「~動いていた」
②心理描寫句「~気がした」
③判斷句 ? ? ? ?「~だっだ」
④表示結果持續的テイル句 ? ?「~超えていた」
第①句通過表示動作持續的テイル句,描寫了主人公乘坐的這輛車的狀態。第②句敘述了主人公乘坐這輛車時的主觀心理感受。兩句屬于“狀態提示——在此狀態下的感覺·心理描寫”這樣一種語義關系。
由于篇幅所限,不再列出其他例子所在的段落,只將段落中出現了「Nがする」表現的前后兩句摘出。以下的5個例子中,前句是テイル句,表示動作或狀態提示。后句為「Nがする」表現,敘述了人物的嗅覺或者主觀心理感受。
例3 ⑥動作持續(窓の外では誰かが道路に水を撒いていた)。⑦感覺描寫句(アスファルト道路に水を撒く音がして、アスファルト道路に水を撒く匂いがした)。(P.30)
例4 ⑤結果持續(テーブルの向い側にはもう誰も座ってはいなかった)-⑥心理描寫句(誰も座ってはいない椅子をじっと眺めていると、自分が小さな子供で、キリコの絵に出てきそうな不思議な見知らぬ街に一人で殘されたような気がした)。(PP.38~39)
例5 ④結果持續(洗面所に所狹しとちらばっていた細々とした化粧品、カーラー、歯ブラシ、ヘア·ドライヤー、わけのわからない薬……靴下、手紙、彼女の匂いのするものは何ひとつ殘されてはいなかった)。⑤心理描寫句(指紋さえ拭き取っていったんじゃないかという気がした)。( PP.39~40)
例6 ⑦結果持續(スリップが臺所の椅子にかけられたぼんやりとした実體のない風景だけが、僕の頭の隅にこびりついていた)。⑨心理描寫句(まるでずっと長いあいだ誰か別の人間の人生を生きてきたような気がした)。(P.78)
例7 ⑤結果持續(小さな波があり、丸くなった木片が打ちあげられていた)-⑥感覺描寫句(海の匂いがした)。(P.159)
以下的幾個例子則是前句使用了「Nがする」來進行感覺·心理描寫,后句使用了テイル句,描寫了以此感覺·心理為誘因,人物的狀態。
例1 ①突然部屋が恐ろしく寒くなり、僕の傍らに暖かいベッドが用意されているような気がした。②誰かが僕をベッドに誘っていた。③しかしもちろんそれは錯覚だった。④今は九月で、外はまだ無數の蟬が鳴きつづけていた。(P.207)
分析:①心理描寫句「~気がした」
②表示動作持續的テイル句 「~誘っていた」
③判斷句 ? ? ? ? 「~だっだ」
④表示動作持續的テイル句 ?「~鳴きつづけていた」
第①句通過「Nがする」表現,敘述了主人公的主觀心理感受。第②句則通過表示動作持續的テイル句,描寫了主人公當時的狀態。兩句屬于“感覺·心理描寫——狀態提示”這樣一種語義關系。
以下的2例,不再列出例子所在的段落,只將段落中出現了「Nがする」表現的前后兩句摘出。
例2 ⑧感覺描寫句(目を閉じていると、何百人もの小人がほうきで頭の中を掃いているような音がした)-⑨動作持續(いつまでたっても彼らは掃きつづけていた)。(P.221)
例3 ②感覺描寫句(古道具屋で買い込んできた年代もののソファーは布地に顔を近づけると古い時代の匂いがした)-③結果持續(彼女の柔かい體が、そんな匂いと溶けあっていた)。(P.243)
以上例子的「Nがする」表現中,出現了「気」、「音」、「匂い」等名詞。「Nがする」表現的前句或者后句的謂語部分都使用了表示動作持續或者結果持續的アスペクト表現。兩者之間存在著語義上的銜接關系。由此可以看出,對于日語語法中句型的學習和使用,不應僅停留在單句上,還有必要從句群的角度出發,結合上下文的語境,綜合分析和考察其用法和意義。本次的考察只限于一部文學文本,對于其他作家的作品中「Nがする」表現的使用特征,今后還需做進一步的深入研究。
參考文獻:
[1]工藤真由美.アスペクト·テンス體系とテクスト-現代日本語の時間の表現[M].ひつじ書房,1995.
[2]長田久男.國語文章論[M].和泉書院,1995.
[3]劉虹.會話結構分析[M].北京大學出版社,2004.
[4]グループ·シャマシイ編著 徐一平等譯.日本語句型辭典[M].外語教學與研究出版社,2002.
[5]村上春樹『羊をめぐる冒険(上)』講談社文庫 2004.